o__        http://messengers.nifty.ne.jp/         [1999/08/09] vol.031
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 ◎-\◎...┃M┃E┃S┃S┃E┃N┃G┃E┃R┃S┃★┃M┃a┃i┃l┃
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 飯島サン、京野サンに続くキャストメール第三弾! 別所哲也サンからのメ
ッセージが届きました。しかも、ご本人から電子メールで……そして、とんで
もない所から。おっと、なにがとんでもない所なのかは、3日後に判明します。
 SMAP×SMAP、さんまのまんま、めちゃ×2イケてるッ!、『ぷっ』
すま、おしゃれカンケイ……続々と「メッセンジャー」関連のTV出演の情報
が入ってきました。メールでは書ききれそうにないので、ホームページに掲載
しますね。
http://messengers.nifty.ne.jp/movie_room/index_news.html
                              (くろだ)

           公開まであと → [12日]
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【1】MESSAGE from 【別所哲也(1)】
【2】日刊 BaBa'sメール[1999/08/06]
【3】田沼雄一特別寄稿『ホイチョイ・ムービーを〈解剖〉する2』

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【1】MESSAGE from 【別所哲也(1)】
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 みなさんこんにちは、別所哲也です。
 実は、アフレコ(編集・仕上げの段階で、セリフを録音しなおす作業)のとき
に、突如、馬場監督に、「なんか一言、書いていただければ……」などと、もの
すごく"神妙"にというか、"ドスの効いた"というか、そんな感じでお願いされた
ので、書いています。しかも、お願いされてからすっかり日にちが経ってしまっ
たんで、申し訳ないです。

 8年の沈黙をやぶって、ホイチョイプロダクションが、映画を創る……そ、そ
の知らせを耳にしたとき、僕は立ち眩みをおぼえました。もちろん、いい意味で
の立ち眩みです。しかも、あの、馬場監督が、自ら、メガホンを撮る!(すいま
せん、ちょっとオールドファッションな言い方で)
 なにを撮るんだろう? 誰がやるんだろう? どうやら宅急便の話らしい……
宅急便????? 何故いま、宅急便なのか?(結局、宅急便ではなく自転車便
のハナシだったんですけどね)どんな秘策が隠されているんだろうか?
 8年前の監督の前作で、ミニFM局をテーマにした作品、「波の数だけ抱きしめ
て」に出させて頂いた僕としては、監督の真意が掴めず理解不能な状態がしばら
く続きました。そんな矢先、今回の作品への出演依頼を僕もいただいて、俺は
いったい何を演じるんだろうか? と、寝るに寝れない夜へと突入……。
 しかし、そんな、神経質な日々は長くは続かず、「まあ、撮影が決まったら教
えてもらえるんだろうからいいや」と、日々の仕事の中に久々の興奮を封印した
のでした。 <つづく>
                                別所哲也

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【2】日刊 BaBa'sメール[1999/08/06]
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 近頃とみに思うんだけど、世の中の女優サンって、どうしてみんな自分がサバ
サバした性格だってことをアピールしたがるんでしょう? 同姓に好かれるため
には、「サバサバ」であることがマストなんスかね。
 たとえば、CMで超人気のF・Nサンなんか、CanCamの記事とか、音楽
番組でゲスト相手に関西弁で喋っているところとか見ると、スッゲえサバけたヒ
トって感じがするけど、広告屋のボクらから見ると、彼女、そういうことを外に
向けて戦略的にアピールしている感じがしちゃうんです。
 なんで、こんなことを書くかというと、今回の映画の主演の飯島直子サンって、
CMとかで見る限りはベタベタに女っぽい印象があるけど、一緒に仕事したかぎ
りでは、スッゲえさばけたヒトだったから。その割に、彼女って『DAISUKI』と
かで見ても、無理してそういうことを外に向けてアピールしようとしてる感じが
ないでしょ。そーゆーこと、ホント好きだなぁ。
 ま、監督が主演女優のこと誉めたって、ただのノロケにしかならないッスけど
ね。
                               馬場 康夫
 
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【3】田沼雄一特別寄稿『ホイチョイ・ムービーを〈解剖〉する2』
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 ホイチョイ・ムービーは〈お仕事映画〉であるとともに〈お仲間映画〉でもあ
るのだ。毎回、主人公の周りには素敵な男女がいる。
 今回の『メッセンジャー』でも鈴木宏法と清水尚美の周囲に、自転車便仲間の
横田重一や阿部由美子、島野真に服部宣之、溜まり場になっている〈P's ダイ
ナー〉のマスターがいる。いつもはげましあっている。でも、ときどき口論にな
る。それも仲間同士だからできること。互いを分かりあっているから、イガミ合
うのだ。仲のいい証拠であり、仲良くなる前兆でもあるのだ。
 『私をスキーに連れてって』では三上博史、布施博、沖田浩之、原田貴和子、
高橋ひとみの五人の仲間たち。そこに原田知世が加わってくる。『彼女が水着に
きがえたら』では谷啓、織田裕二、竹内力、田中美佐子の冒険仲間たちの絆。そ
こに原田知世と伊藤かずえが加わる。『波の数だけ抱きしめて』では中山美穂、
松下由樹、織田裕二、阪田マサノブのミニFM仲間たち。
 ホイチョイ・ムービーは彼らが〈群れ〉で観る者に迫ってくるのだ! ドラマ
はつねに集団で行われ、展開していくのだ。だから私はこう呼ぶ、「ホイチョイ・
ムービーは、判り易くいえば集団群像劇である」、と。仲間の中から恋人同士と
なる二人は必ずイガミ合い、ケンカをし、誤解したりするのだ。それは真の仲間、
恋人になるための、いわば〈通過儀礼〉みたいなものであり、ホイチョイ流ドラ
マの劇的な盛り上げ方である。
 馬場監督を始めホイチョイ・プロの人たちは映画を心から愛す人たち。映画の
心得、法則にとても気を遣いながらストーリー(原案)を考えている。仲間や恋
人になるためのイガミ合い、ケンカといった〈通過儀礼〉はアメリカ映画でもす
っかりお馴染みの常套手段。いわば、映画の王道をゆく手法なのである。とすれ
ば、ホイチョイ・ムービーは娯楽の王様、映画の基本に極めて忠実な映画、映画
の教科書みたいなものである。
 そうだ、あと何年かして、21世紀の映画監督をめざす若者たちのお手本となる
のは、スピルバーグとルーカスの何本かの映画とホイチョイ・ムービーだろう。
 実は、ホイチョイ・ムービーは21世紀を睨んで映画創りに励んできたのかもし
れない。もしそうならスゴい。いやアイデア豊富な彼らのこと、きっとそうに違
いない。そして本当の21世紀を迎えたとき、どんな映画を創ってくるか、大いに
楽しみなのだ。



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        映画「メッセンジャー」8/21 全国東宝系でロードショー
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