気になるMessengerとは…
    

 オフィスに溢れる書類。E-Mailがこれほど普及した現在でも、重要書類を紙でやり取りする習慣は変わっていません。企業、官公庁、営業所、工場…etc。 ビルからビルへ、街から街へ、毎日数多くの書類が行き交っています。


 そういう書類は、急を要するモノがほとんど。銀行の窓口が閉まる前に、印刷所の輪転機が動き出す前に、VIPが会議の席にいる間に、届かなければ大変な損失が生じてしまうこともあるでしょう。


 そんな時にお呼びが掛かるのが、「Bicycle Messenger」、いわゆる『メッセンジャー』です。自転車にまたがり、渋滞の道をすり抜け、ウラ道や公園を駆け抜けていく彼らは、都会の中を移動するスピードなら、文句なしにNo.1。その最高速度は平地で時速50キロ以上。交通法規もお構いなしで、とにかく預かった書類を時間内に届けるために、全速力で街中を走り抜けて行きます。


 人間のカラダが出せる最高のスピードを絞り出すその姿は、「カッコイイ」のひと言。改造され尽くした自転車、クルマから視認されやすい派手なカラーリングのヘルメット、風の抵抗を少なくするカラダにピッタリとフィットしたサイクル・ジャージ、素早く荷物を取り出せるメッセンジャー・バッグなど、そのスタイルもすべてが機能的かつクール。その姿は、都会の名物と言われるほどになっています。


 そんな彼らを主人公にしたのが、映画『メッセンジャー』。でも映画の中だけで彼らのすべてをお伝えできると思うのは、思い上がりというモノです。そこで、このホームページでは、本物のメッセンジャーたちの真実をご紹介。彼らの姿、声、考えを、ぜひご覧になってください。


 もし街でホンモノのメッセンジャーを見てみたいと思ったら、歩道を見ていてはダメですよ。彼らは、車道の一番センターライン寄りを、ものすごいスピードでカッ飛ばしていますから。ホント、見るチャンスは一瞬ですから、注意してご覧下さい。
(ただし、絶対に真似はしないこと!彼らはプロだから出来ることで、素人が真似をしたら本当に危険ですし、何よりメッセンジャーの方々にとって「仕事の邪魔」だそうです。)
    






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