―メッセンジャーの主題歌はどんなイメージで作られましたか? 久保田 オープニングテーマは監督のリクエストで「シャンパンの似合うアーバンなもの」ということでしたので、とことんおしゃれで都会的、そして洋楽チックなSLOW JAMです。 エンディングテーマはRAPなのですが(これも監督のリクエスト)RAPをあまり聴かない人でもRAPフリークの人でも楽しめるようになっています。すっかり映画のスタッフになりきり、両曲ともどっぷり映画のイメージに合せて楽しく作らせて貰いました。
―この映画に期待するものはなんですか? 久保田 もちろんのことながら大ヒットと、サブリミナル的演出効果によって生まれるHIP HOPやSOUL MUSICへの自然発生的愛着。それと青年教育。
―舞台としての「東京」について、そしてテーマとしての「自転車」についてどのようにお考えですか?
久保田 東京は、ここのところあまりいないのでわかりませんが、世界レベルで比較すると、やはり人も街もバイブもバランスとのとれた良いところだと思います。自転車についてはバイクよりもHIPだと思うし、なんたって地球にやさしい。ただ、その気になりすぎると事故るので気をつけて!! でもなによりも、カトちゃんのチャリンコのおまわりさんのイメージがボクには強いのでSO FUNKY!!
―映画を見に来てくれるお客様へメッセージをどうぞ 久保田 メッセンジャーのテーマソングを楽しんでください。私自身の人生哲学を演じる役者さん7名の言葉に代わって、7つのメッセージを贈ります。良く見て聴いてね!!
―最後に、今後の活動予定を教えてください 久保田 7/28にTOYOTA「プラド」CF SONG MAXIシングル『SOUL BANGIN'』、TBS系TVドラマ「独身生活」主題歌シングル『the Sound of Carnival(サウンド オブ カーニバル)』が2枚同時発売。それぞれのREMIXを収録したアナログ盤がCDより先行して7/15発売しています。9月には映画「メッセンジャー」テーマソングも発売予定です。 加えて、アメリカ発売セカンドアルバムのレコーディングも最終段階。発売日は未定ですが、かなりカッチョイイ作品です。
久保田 利伸(くぼた としのぶ) 1986年デビュー。そのオリジナリティあふれる音楽性、楽曲の高いクオリティ、抜群の歌唱力、卓越したリズム感は多くの人々を引き付け、日本の音楽シーンにそれまで存在していなかった新たな風を送り込み、その独自の音楽スタイルのパイオニアになる。数々の名曲を生み、カラオケなどでも愛唱されるアーティストの一人である。