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ただのラブ・ストーリーじゃない。
ベースはイソップ童話の「アリとキリギリス」
バブル全盛期、大人たちは物質的に豊かな生活を満喫し、キリギリスのように楽しい生活を送ってきました。
ところがバブルが崩壊した今、キリギリスを反面教師として、若者達は世間体、ブランド・イメージに固執せずに自分の力だけを頼りにアリのように地に足のついた生活を送るようになっていきます。
イソップ童話で有名な「アリとキリギリス」というテーマは、言いかえれば「汗、体、仕事」。不況が続く現代に体を張って稼ぐ自転車便はポスト・バブル時代の新しい生き方のひとつの象徴です。 ベースにあるのは”ボーイ・ミーツ・ガール”(注:今回は”ガール・ミーツ・ボーイ”ですが)のラブ・ストーリーという基本は変わりませんが、キリギリスよりもアリのほうが正しい。かつカッコイイ生き方をしている、という大人たちが忘れていた大切な真実が、この作品のもう一つのテーマになっています。 |